2015年度のお米作りの1年の流れを紹介!
4月準備 ビニールハウスを建てる…前に除雪
こしひかりたちののお米作りは、冬に積もった雪を飛ばすところから始まります。雪を飛ばして、田んぼに苗を植える前の状態まで苗を育てるためのビニールハウスを建てるためです。
重機で豪快に除雪していきます。
地面が見えるまでとにかく除雪、除雪、除雪です!
除雪したところにビニールハウスを建てて完了です!
種苗を育てる作業
稲の最初の状態は種もみです。初めは種もみの塩水選と種子消毒をします。
容器に卵が浮くくらいの濃度の塩水で満たし、その中に種もみを入れて良くかき混ぜます。
すると、発芽しにくい種もみが浮きあがります。
こうやって発芽しにくい種もみを除き、発芽しやす種もみとを残します。
さらに種子消毒で稲の病気の原因となる雑菌を温水で消毒、さらに15℃くらいの真水に浸水させます。(外気温により微調整します)
次は芽だしです。
種もみを発芽機に入れて芽だしをします。発芽機の温度は32度くらいに調整。(外気温により微調整します)種籾から少しだけ芽がでるくらいまで育てます。
芽出しが終ったら種もみは苗箱に移して育苗棚に並べもう少し芽がでるまで育てます。 (写真は種籾を苗箱に移す作業です。)
大量の種籾を苗箱にどんどん移していきます。運んでも運んでも一向に終りがみえない・・・
4月準備 育苗棚の準備
育苗棚は種籾の状態から5cmほど芽を出すくらいの大きさまで育てるための温室みたいなものです。種子消毒(稲の病気にかからないよう温水で滅菌します)を終えた種籾は育苗棚で 芽をだすまで数日過ごします。
そしてある程度の大きさに育った後にビニールハウスへ移動します。
ビニールハウスで稚苗の大きさに育つまでじっくりと生育します。
このくらいの高さまでは楽なんだけど…
と、届かない…つま先立ちでヨッコイショ
なんとか形になりました。
4月準備 田んぼの準備 荒かき・代かき
長い冬を越し、春を迎えると田んぼで生活していた生き物達が活発に活動を始めます。その時に、田んぼ、あぜに穴をあけていったりします。
あぜに穴が空いていると田んぼから水が抜けていってしまいます。
…という事で、あぜの修復!
そして、田んぼを耕し、平らにしていきます。
平らにしないと水を張った時に、苗が局地的に水没するなどして生育にムラがでます。
このムラなく平らにする作業は地味に難しかったりします。長年の経験が活きてきますね^−^
さあ!農家の愛車!トラクターの出番です!
水を入れて、田植えの準備完了です!